相続・事業承継のポイント

相続・事業承継のポイント
相続・事業承継。

相続・事業承継の出題範囲として、

・相続
・遺言と遺産分割
・相続税の計算
・相続税の納付と申告
・贈与税
・相続財産の評価
・事業承継

などが出題され、その中でも相続・相続税・贈与税・相続財産の評価の4つの項目の出題頻度が高いと思います。ここはポイントを絞って学習するよりも、広く浅く学習していくことが大切ではないでしょうか。

学習ポイント=相続税

相続税については毎回出題されており、平均すると1回の学科だけでも3問は出題されていると思います。 その中でも生命保険金・死亡退職金・弔慰金など、相続税の非課税財産についての出題が目立つような気がします。ちょっとポイントを紹介しておきます。

①死亡保険金・死亡退職金・弔慰金などは一定の金額について課税されません。
非課税金額=500万円×法定相続人の数

②法定相続人の数
非課税金額の計算において法定相続人というものを使用します。法定相続人とは相続欠格・廃除・放棄などがない法律上の相続人にことです。ただし実際に相続の放棄があったとしても、その法定相続人の数に放棄した人も含めます。
さらに相続人に養子が含まれる場合だと、先ほどの計算において法定相続人の数に含めることができる養子の数は、被相続人に実子がいない場合は最大2人、被相続人に実子がいる場合では最大1人と制限されています。

③そのほかの非課税財産
社会政策的な見解や、公益性・国民感情などから見た墓地・墓石・仏壇・香典などは非課税財産として、相続税が課税されないこととなる。

以上の3つは相続税を学習するにあたってとても重要なことだと思います。特に法定相続人の数は理解が難しいかもしれませんが、必ず押さえておいてください。

また相続税の申告についても注意が必要です。別項で説明しましたが、試験は「以下」と「未満」という微妙な違いで引っ掛けてきます。 私が間違えた問題で、「相続税の申告者の提出義務者は、その相続の開始があったことを知った日から10ヶ月いないに相続税の申告書を提出しなければならない」。○か×か、という問題がありました。

当たり前のように○と答えて見事に間違えたのですが、何が違うと思いますか?? これは「知った日から10ヶ月以内」ではなく「知った日の翌日から10ヶ月以内」という微妙な間違えだったのです。

相続・事業承継の攻略のポイントは広く浅く学習することだと言いましたが、もう1つに文章をよく読んで理解できるということを忘れないで下さい。 せっかく分かる問題を微妙なミスで落としてしまったらもったいないですから。

最後に贈与税についてもポイントを紹介しておきます。
①贈与税の配偶者控除
②贈与税の基礎控除(110万円)
③住宅取得資金の贈与の特例

この3つはほぼ必ず出題されるキーワードなので、覚えておいてください。

捨てるポイント=相続財産の評価

相続財産の評価には宅地や建物などの不動産と、債券や株式などの有価証券の評価などがあります。
試験への出題頻度も高いですが、私は捨ててかまわないと思っています。というのは、複雑な計算式や、手順を覚えないといけないからです。

宅地の評価や、路線価方式による評価など、数字に強い人は覚えられるかもしれませんが、数字に弱い私はダメでした。さらにそれらを付記する特例がいくつもあり、最終的に何がしたいのか分からなくなってきます(笑)
それらを覚えるよりも、遺言作成のポイントや、遺産分割の方法などを学習したほうが、よっぽど点数を稼げると思います。