契約と手付

契約と手付
契約と手付。

【一般媒介契約(いっぱんばいかいけいやく)】

不動産の売買・交換・賃貸などについて複数の仲介業者に媒介をし、さらに相手先を自己発見取引ができる契約のことを言います。この契約について業者は契約者に報告義務はなく、また媒介契約の有効期限は3ヶ月以内とされています。

【専任媒介契約(せんにんばいかいけいやく)】

不動産の売買・交換・賃貸などをするとき、専任媒介契約は依頼者が他の宅建業者に重ねて媒介を依頼することを禁ずる契約のことを言います。この契約について業者は依頼者へ2週間に1回以上の報告義務があります。

【専属専任媒介契約(せんぞくせんにんばいかいけいやく)】

これは専任媒介契約に自己発見取引を禁止した契約で、つまり業者にすべてを委託するというものです。この契約では業者は指定流通機構への登録と、依頼者へ1週間に1回以上の報告義務があります。

【違約手付(いやくてつけ)】

契約不履行、つまり契約に対して違反を行った場合、違約金として没収されることを前提として交付される手付金のことを言います。さらに違約手付金の没収に加えて債務不履行による損害賠償金も請求できます。

【解約手付(かいやくてつけ)】

売買契約を締結するときに買主から売主に対して交付される手付金です。売主はこの受け取った手付金の倍額を買主に対して支払うことで契約を解除することができ、買主は一定の時期までに手付金を放棄することで契約を解除することができます。

【証約手付(しょうやくてつけ)】

契約の成立時にその証拠として受け取る手付金のことで、この金銭は契約が解除された場合に返還されます。しかし現在の不動産売買契約ではほとんど適用されていません。

【買付証明書(かいつけしょうめいしょ)】

不動産などを購入する希望者がその所有者に対して発行する証書で、その内容は購入希望時期・購入希望価格・物件の範囲などが表示されています。 しかし買付証明書は契約書のような法的な効力はなく、購入者の購入に対する姿勢を示す証書に過ぎないとされているそうです。

【売渡承諾書(うりわたししょうだくしょ)】

上記の買付証明書は売主に対して発行する証書ですが、売渡承諾書は売主が買主に対して提示するもので、こちらも法的な効力がなく条件の変更や撤回を自由に行えます。

【権利金(けんりきん)】

建物や土地の賃貸借において、契約締結時に借主から貸主に支払われるものを言います。この権利金とは将来返還される敷金とは違い返還されないものです。

【敷金(しききん)】

建物への損害の補完や賃借人の賃料の不払いなどの担保として賃貸人へ預け入れるお金のことです。また敷金は契約終了時に債務不履行分と清算されて賃借人に返還されます。

【諾成契約(だくせいけいやく)】

当事者双方の意思表示のみで効力が発生する契約のことです。また意思表示の他に契約の指定物の引渡しなどの現物の給付を必要とする契約を要物契約と言います。